子供が好奇心旺盛なのは、見るもの聞くものすべてが「人生初」だからかもしれない。

その姿は、五感をフル活用して、全身で楽しんでいるように見える。

そして、これを書いている私も、読んでいるあなたも、子供時代にそんな時間を過ごした経験があるはずだ。

大人になると新鮮味が減っていく

「ジャネーの法則」(リンク先はWikipedia)というのを、ご存知だろうか。

フランスの心理学者・ジャネが提唱した、時間と記憶に関する心理学的な現象のことだ。

その内容は、「主観的に記憶される年月の長さは年少者により長く、年長者にはより短く評価される」というもの。

平たく言えば、年を重ねる度に一年を短く感じる、あの感覚のことだ。

同じ「1年」という時間であっても、50歳にとっては50分の1(年齢全体の2%)だが、5歳にとっては5分の1(同20%)である。
つまり、1年という時間が人生全体に占める割合が50歳と5歳では、10倍も違うということだ。
その結果、大人になるにつれて、1年を短く感じるようになるのだ。

50歳と5歳では受ける刺激の強さも10倍違う説

当研究所では、時間感覚だけではなく、五感の感覚も違うのではないか、と仮説を立てている。

つまり、同じ体験をしても、受ける刺激の強さに差があるのではないか、と考えている。
もちろん、体調や性格、あるいは当日の天気や気分によって左右されるのは百も承知だ。
それでもなお、超えられない壁があるような気がしている。

例えば、50歳と5歳の二人が一緒に2時間の映画を観た場合、そもそも時間感覚は10倍の差がある。
5歳にとっての2時間、つまり120分は50歳にとっての12分と同じだ。
ゲームにしろ、旅行にしろ、テーマパークにしろ、同じ体験をしても時間と記憶の関係に10倍の差があることに違いはない。

大人は知識や経験が豊富だから、何を見たり聞いたりしても予測できてしまうから、だから面白いと思わない、という見方もある。
それはそれで、見方の一つとしては間違いではないと思う。

ただ、当研究所としては、この10倍という時間の格差に注目をしている。
同じ経験をしても、子供の10分の1の時間しか味わえていないのだ。
つまり「同じ面白さ」を体験しても、子供の10分の1しか楽しめていないのかもしれないのだ。
この格差が、好奇心や新鮮味を感じない原因かもしれないのだ。

好奇心を生み出す「おもしろ成分」

というわけで、大人が子供のようなワクワク感を感じるためには、子供の何倍もの面白さが必要なことがわかった。

大人は、意識的に楽しいことに触れていないとワクワクが続かないのだ。

そんな大人たちのために、「おもしろ成分」は存在する。

仕事をしながら、好奇心や新鮮味をよみがえらせ、より体験を強化する働きがあります。

「遊ぶように働き、働くように遊ぶ」とは、誰かの名言。

そんな人生も、悪くないかもしれませんよ。

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